こんにちは、私は今、週に1度だけ特養でアルバイトをしています。特養からホスピスに行く方もいらっしゃいますよ。急性期と緩和ケアの大きな違いはわかりますか?急性期はとにかく「治療をして回復」が目的ですが、それに対して緩和ケアは「最期の時まで、いかに患者さんとご家族の苦痛を和らげるか」になるかと思います。
急性期ではそれなりの医療スキル、看護スキルが求められますね。それに対して緩和ケアでは、そういったスキルはかなり限られます。状況、状態によってはバイタルさえとらなくなりますね。その分求められるのが違う分野のスキルではないでしょうか?
私が個人的に思うスキルというのは、良いコミュニケーションスキル、リスニングスキル、常に冷静でいること、また通常病棟と同じように仕事の段取りは絶対に必要ですよ。緩和ケアと言っても、特養などと同じように患者さんの腺式から始まって体位交換、投薬、緩和薬などを必要に応じてだす、褥瘡ケア、排泄ケアなど、やることはかなりあるはずです。その上に看護記録なども細かく書く必要があります。ご家族の対処も適切に行うことも重要な仕事です。
どこの病棟に行っても、すべて患者さんやその家族との対処の仕方を学ぶことはできるし、上記のスキルは勉強できます。普通の病棟勤務であればこれらの知識を身に着けることは可能でしょう。どの病棟に行くかよりも、どういったことを学ぶのか、そういった目的を持つことが大切だと私は思います。
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inui より
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